2006年08月06日〜11日、Apple Computerの招きで、サンフランシスコで開催されたWWDC 2006(ワールド・ワイド・デベロッパーズ・カンファレンス)に行って参りました。このカンファレンスでは、毎年、Appleの創始者のひとりでもあり、現最高経営責任者であるスティーブン・ジョブス自らが行うキーノート・スピーチが話題になります。私、現在はネット・メディア関連の仕事をしていますが、昨年までは単なるMac(Apple)の愛用者のひとり。その私にとっても、S・ジョブス氏はカリスマ的存在。長年愛用してきたApple Computerの開発者カンファレンスに出席するのは感無量のものがありました。私にとっての初のパソコンとなったのは、1988年に購入したMacintosh SE(2floppy Drive)。以来、Windowsの登場にも惑わされず、Mac一筋のパソコン・ライフ。今回の旅は、そのApple社の本社訪問も目的の一つで、私にとっては聖地巡礼の旅が実現したとも言えるものとなりました。
しかも、このカンファレンスを毎年取材のために訪れている、元・日経パソコン・日経Macの編集長だったN・H氏と今回現地で遭遇。久しぶりに話をする機会にも恵まれました。このN・H氏こそ、私がMac信者になるきっかけを与えた張本人。1988年当時『日経パソコン』の編集長をしていたN・H氏は、同誌の編集部にMacを導入、今では珍しくなくなった編集業務のネットワーク化を実現していたのです。彼に勧められて、同誌編集部を見学させてもらった日、その帰路、わが社の近所のキヤノン・ゼロワンショップで、74万8千円のMacintosh SEを注文してしまったのです。
幾多の迫害や誘惑にも負けず、Mac一筋。そのために投資した金額は私にとっては天文学的数字になり、当初はMacという器械に振り回されて地獄の苦しみにのたうち回ったことも、今では楽しい思い出となりました。Macを通じて知り合った友人も数知れず、何よりも、私の今があるのは、Macのおかげと言っても過言ではありません。
かつて、アメリカ取材の合間に、Apple本社の敷地を訪ねたことはありますが、今回正式に訪問が叶い、改めてMacを使い続けてきてよかったと思うのです。
アルバムでは、仕事をしているシーンがほとんどありませんが、写真を撮る暇もないほど仕事をしていた時間もあったのだと思っていただければ幸いです(笑)。この扉写真は、サンフランシスコの中心部ユニオン・スクエアで最も目立っていた「iPod」の看板。