2011年03月31日 半藏門・国立劇場小劇場
第513回
落語研究会
立川志の吉 『松竹梅』
三遊亭鬼丸 『猿後家』
古今亭志ん橋 『搗屋幸兵衛』
<仲入り>
橘家圓太郎 『羽織の遊び』
柳家小三治 『猫の災難』
なんだか、いつも以上に眠い会でした(笑)。この顔ぶれだと、志の吉さんを除けば、末廣亭のプログラムだと言っても不思議ではない組合せです。ただし、それぞれの演者がたっぷり話すところが定席とは異なります。それがこの落語研究会のいいところでもあり、時に「Too Much」と感じるところでもあります。
演者はともかく、演目に関しては聞いた端から忘れていく傾向の強い私(歳のせいばかりではなさそうですが)なので、後で、同じ落語会へ行かれた他所様のブログを拝見して記憶の確認をすることがままあります。そういう時、「この方は、あの落語でこんな印象を持ったんだ!」という新鮮な驚きを感じることもあれば、「え〜、それは違うでしょう。そんなに斜に構えて聞いていても楽しくないんじゃないですか?」とツッコミたくなることもあります。
読んでいて余り気分がよくないのは、こき下ろすために書いているようなブログ。「褒めすぎと違うか?」という方が、まだまし。せっかく聴きにいったのに、愚痴ばかりの感想が書かれていると、もったいないなあと思います。
あ、その人はそれが楽しいのかも知れないなと今気づきました。人それぞれですからね、私のように何を聴いても、基本的に楽しいなぁと思うのも根は同じかも。時間の無駄だったなぁと思うことはほとんどありません。お目当てがあって出かけていく落語会が多いので、ふらりと入った定席とは「当たり外れの率が違う」のでしょう。
トリの小三治師、何度か聴いたことのある『猫の災難』ですが、マクラも本編もたっぷりで、50分くらいの長〜い高座でした。そのマクラで、最近携帯に入ってくるスパム・メールの話がなかなか面白かったのですが、エロ・メールの中に「おっぱいなめて」というのがあって、びっくりしたというエピソード。まさか、師の口から「おっぱいなめて」などという台詞が出てくるとは思わず、あははは……と戸惑いながら笑っている人が多い客席。私もそのひとり。
ところが、ある人のブログを読ませていただいてびっくり。この「おっぱいなめて」のエピソードは、『猫の災難』の本編の中、こぼれた酒を「いっぱいなめて」に掛かっていたという指摘、びっくりしました。そんなこと、思いもしなかったというか、気づかなかった。小三治師がそこまでの振りを計算していたとは……ほんとうかなと思う一方で、そういうところまできちんと聴いている人もいるんだと感心しました。
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